煮物に欠かせない、落し蓋

煮物料理には欠かせない落し蓋。小泉氏デザインのambaiの落し蓋は、中央に穴があり菜箸を通してサッと持ち上げやすい形状。さわらは、ヒノキなどと異なりクセのないシンプルな外見。特徴的な香りもなく、料理に匂い移りすることもありません。シンプルながら、縁は斜めになっていて出し入れがしやすくなっていたり工夫の凝らしたデザインです。
煮物の仕上がりがこんなに違う。

煮物料理を美味しく仕上げるコツは、均等に味を染み渡らせること。落し蓋を使うことで、沸騰した煮汁が落し蓋にあたり、対流が生まれ少ない煮汁でも均等に味を染み込ますことができます。また、煮汁の蒸発を防ぎ熱効率をあげることで、手早く煮物を仕上げることができます。食材が動きにくく煮崩れをふせぐので煮物の仕上がりが全然違う。一家に一つ。必需品です。
使い手にとっていい塩梅(ambai)
小泉誠
1990年にKoizumi Studioを設立以来、箸置きから建築まで生活のあらゆるデザインに関わってきた小泉誠氏。ambaiは、日本国内でのものづくりにこだわり、作り手とデザイナーの協働により、地域の特色や技を生かした製品をつくり出しています。道具の性能、素材、形状などのバランスを整え、使い手にとっていい塩梅(ambai)となる道具を目指しています。